<質問>
1年前にブログを始め、それ以来毎週1回以上ブログを更新しています。
業者からは、ブログの記事を増やせば検索順位が上がると言われたのですが、思うように順位が上がらずアクセスも増えません。
このまま記事を増やし続ければ、検索順位は上がるのでしょうか?
<回答>
実はよくある誤解なのですが、ブログの記事を増やしたからといって、必ずしもSEOに効果的とは限りません。
検索エンジンで上位表示されるのは、他のブログやサイトと比較して、より良い評価をもらう必要があります。
今回は、ブログ執筆者が気をつけたいSEOに強いブログ記事の更新について紹介したいと思います。
ブログSEO10のポイント:目次
1: 検索ニーズとネタ決め
2: 実際に検索してみる
3: 1つの記事のボリューム
4: 記事のオリジナリティ
5: 記事タイトルのつけ方
6: 記事内・見出しのつけ方
7: リンクのつけ方
8: 画像の入れ方
9: カテゴリ名のつけ方
10: 見られている意識が大事
1: 検索ニーズとネタ決め
世の中の人が検索している話題やテーマはなんでしょうか?それを意識してネタを決めるだけで、ブログのレベルが上がります。
ネタ決めの際は、これらを念頭に置きます。
・そのネタは、誰かがインターネットで検索している内容か?
・また、検索するとしたらどんなキーワード(キーフレーズ)で検索するか?
・そのキーワードは、何回検索されているか?
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2: 実際に検索してみる
ネタやキーワードが決まったら、まずはそのキーワードで実際に検索してみます。その際、上位10件に表示されているサイトは、一通り目を通します。そうすることで、あなたが書こうとしているブログ記事の競合を見ることが出来ます。
競合を踏まえて、差別化ポイントを作る
競合と比較して差別化できる記事を作っていきましょう。特に内容の質や量、オリジナリティで差別化をしていくと良いでしょう。
3: 1つの記事のボリューム
検索者のニーズに応えるだけの十分な内容が書かれていますか?競合サイトよりと比較して充実した内容になっていますか?文字数を気にする必要はありませんが、内容の充実度は他サイトよりも勝るものを作っていきます。
(注意)ボリュームが多ければ多いほど良いわけではありません。1,000文字で伝わる内容を、無闇に3,000文字まで増やすことに意味はないでしょう。
4: 記事のオリジナリティ
競合を意識すると、オリジナリティを書く難しさに苦労する方も多いのでは?
しかし、ちょっとした工夫がコンテンツの人気度合いを左右することも。頭を一ひねりして、読み手に喜ばれるオリジナリティを考えてみましょう。
(悪い例:ペナルティのリスクがあるので要注意)
・他のブログを盗用する
・他のブログを引用して、出典元を明記しない
・引用文が記事の大部分を占めている
(良い例)
・自分や会社の意見/評価を書く
・実際に起きたこと、作った実績などを書く
・ターゲットを絞って、差別化する
・専門家として、ニュースや事柄を解説する
(参考記事:差別化ポイントの考え方)
自然検索のクリック率を上げるための基礎知識と対策法
5: 記事タイトルのつけ方
記事タイトルは、人にも検索エンジンにも評価される重要なポイントです。
・記事タイトルにキーワードを含める
・キーワードは記事タイトルのなるべく前方に含める
・記事を的確に表すタイトルにする
・人が読んでひきつけられる表現にする
・文字数は全角27文字以内(半角55文字)がお勧め(2015年5月現在)
・記事ごとに全て異なるタイトルをつける
(悪い例) 制作事例1 | 株式会社 S-FACTORY
(良い例) アクセスが75倍にUPしたWeb制作事例(東京都・矯正歯科の場合)
(参考記事:タイトルが変われば、アクセス流入が変わります)
6: 記事内・見出しのつけ方
検索エンジンにも人にも分かりやすいように、見出しを設定することが重要です。
見出しを読んでいくだけでどのような内容が書いてあるのか伝わるようにつけましょう。
7: リンクのつけ方
今回更新する記事と関連している過去記事・自社サイト内のリンクは、積極的に増やしましょう。
その際、アンカーテキストと呼ばれるリンクテキストに気をつけます。
リンクテキストを見て、人も検索ロボットもリンク先のページを予想評価します。したがって、リンク先の内容を簡潔にした短い言葉をリンクテキストにすると良いでしょう。
(悪い例) 商品の詳細
(良い例) ブログSEOサービスの料金表
8: 画像の入れ方
人にとっては画像を見れれば十分かもしれませんが、SEOを意識するなら、画像のファイル名やオルト(Alt)を適切に設定していきましょう。
ファイル名は半角英数字で意味のある言葉に、オルト(Alt)は画像を表す言葉を設定します。どちらも長すぎないように気をつけます。
9: カテゴリ名のつけ方
ブログ記事を書いたら、適切なカテゴリ名をつけましょう。
カテゴリ名は、自分が分類しやすいようにつけても意味がありません。読み手や検索エンジンが内容を把握しやすいカテゴリ名にすると良いでしょう。
(悪い例) 私の日常 / 今日のメモ / 雑感 (⇐内容を予想しづらい)
(良い例) アクセスアップ / コンテンツマーケティング / Webデザイン(⇐内容を予想しやす)
10: 見られている意識を持つ
ブログを書く際に最も大切なのは、見られているという意識です。
ターゲットとする人はあなたの書いた内容に対してどのように感じるか、あなたの記事はその人を120%満足させられるのか?こういったことをより意識して記事を書いていくと、ネタ選びや内容の構成、言葉の選び方まで変わることでしょう。
(おまけ) 記事を公開したら、積極的に拡散!
ブログ記事は、読んだ人が「価値がある」と思えば、知人友人に伝えたくなるものです。 記事を公開したら、FacebookやTwitter、Google+、はてなブックマークなどで自分から広めていきましょう。